なぜリーダーはよいライターである必要があるのか?
有能なマネージャーになるには、書く能力をはじめとした高いコミュニケーションスキルが必要だ。リーダーが陥りがちな失敗を回避し、能力を高めるためのヒントを、いくつか紹介する。 今こそ、リーダーの書く言葉が重要視されている 2022年の抱負や目標は、もう決まっているだろうか。ここで「ライティングスキルを向上させる」という提案を追加させてほしい。これは誰もが常に目指している目標のひとつなのかもしれない。し
あなたのタイプは? 相手のタイプは?
人は自発性に基づいて行動するとき、楽しさを体験します。 それがなにであれ、自分で「よし、やろう!」と思ったことをやっているときが、いちばん生き生きしているわけです。 たとえばあなたが、じっくり物事を観察し、それに関するデータを集め、小さな達成をこつこつ積み上げていくことの中に楽しさを見出すようなタイプの人であれば、「まあ細かいことは気にしないで、とにかくやってみようよ」と性急な行動をうながす上司は
コラムで読むコーチング事例(42)リーダーが意図的につくり出すもの
これまでHello, Coaching!で掲載した選りすぐりの記事の中から、マネジメントに役立つ事例をテーマ別にピックアップ。 さまざまな組織でコーチングがどのように機能しているのか、リーダーたちがどのようにコミュニケーションの変革に挑んでいるのか。どのような関わりが人を活かし、組織を動かすのか。 事例を通して、具体的なコーチング活用のエッセンスをお届けします。 今回ご紹介するのは、"意図的につ
人はどのように成長するのか
人生100年時代と言われるいま、人は死ぬまで成長し続ける必要があるといってもいいかもしれません。コーチングにおいても「成長」は重要なテーマですし、人がどのように成長していくのか、そのメカニズムを少しでも理解することは、個人的にも非常に興味深いことです。 コーチ・エィにはアドバイザリーボードという仕組みがあり、ボードメンバーには著名な経営者や学者の方がいらっしゃいます。経営等に関するさまざまなテーマ
才能を開花させる育成とは?
営業なら、苦手なタイプの顧客や苦手な状況があれば、なんとかそれを克服しようと努力します。つまり、状況打開のために戦略的に思考するわけです。 しかし人の育成となるとなかなかそうはいかない。 "Sに対してはこう" "Tに対してはこう" と戦略的に個々の部下の育成について考え、接している上司は本当に少ないでしょう。 だいたいは "自分なりの育成方法" というのがあり、それをどの相手に対しても同じように使
わたしは対話が怖かった
「わたしは対話が怖かった」 これは、永井玲衣さんの著書『水中の哲学者たち』の中に出てくる一文です。 数多くの学校や企業で哲学対話を展開する永井玲衣さん。彼女の対話に対する正直な言葉、正直な視点に、本のページをめくる私の手が止まりました。 私は、前回のコラムで「リスクを取って話すことから対話は始まる」、そんな主旨のことを書きました。「対話の先で自分が変わること、そのことに両者がオープンな姿勢で臨むこ
不確実性をマネジメントすることがリーダーにとってなぜ重要なのか?
新型コロナウイルスという予測不可能な危機 2020年初頭、人気のあるベルギーワッフルのトラック販売、Wafels & Dinges(ワッフル&ディンジス)は、大規模なビジネス拡大モードに入っていた。ミネソタ州ブルーミントンのモール・オブ・アメリカや、ニュージャージー州メドウランズのアメリカン・ドリームなど、いくつかの市場で実店舗を増やし、エスプレッソとクランベリー・ローズマリーのワッフルを
部下との対話のうち、目標について話すのは何%くらいですか?
かつて日本全体が右肩上がりで、がんばればなんとかなると思えた時代は、家庭でも学校でも「がんばれ!」は魔法の言葉でした。 でも、時は流れたのです。時代が、なんとなくがんばったらどうなるのかを見せてくれるということはもうありません。 多くの若者は「目標を達成して、それで?」と思っています。 だから、目標を達成したら、それはどんな "いいこと" を自分にもたらしてくれるのかということも含めて
コラムで読むコーチング事例(41)変化をピンチにするか、チャンスにするか
これまでHello, Coaching!で掲載した選りすぐりの記事の中から、マネジメントに役立つ事例をテーマ別にピックアップ。 さまざまな組織でコーチングがどのように機能しているのか、リーダーたちがどのようにコミュニケーションの変革に挑んでいるのか。どのような関わりが人を活かし、組織を動かすのか。 事例を通して、具体的なコーチング活用のエッセンスをお届けします。 春は、異動や組織改編の季節。 そ
そのネットワークシステム、万全ですか?
新型コロナウイルス第6波はピークアウトしたようですが、1日も早い終息を祈らずにはいられません。我が家でも、2月の初めに娘が保育園関連で濃厚接触者になったのを機に、家の中が何者かに侵されているような雰囲気となりました。 2月中旬には、夫と息子がコロナ陽性判定。私自身は陰性ながら、珍しく体調を崩し、それから1か月間、ひどい頭痛に悩まされ続けるという体調不良月間となりました。 このコラムの配信が残り1週